Funds、米ドル出資・米ドル償還で円配当が受け取れる新たなプライベートファンドを組成〜為替ヘッジコストを抑えつつ、ドル建て資産の維持と円建ての安定的な収益機会を提供〜

固定利回り投資の資産運用サービス「Funds（ファンズ）」を運営するファンズ株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役CEO：藤田雄一郎、以下 当社）はこの度、投資家の皆さまから米ドル建てで出資いただき、国内上場企業に対し米ドル建てで貸付を行い、円建てで利払いを受けて投資家の皆さまへ配当する匿名組合型ファンド（以下「本ファンド」）を新たに組成いたしました。

国内で本ファンドと同様のスキームでの匿名組合型ファンドの組成が公表されている例はなく、画期的な取組みであるといえます。

昨今の市場環境下における課題解決：外貨運用ニーズとヘッジコスト、企業の外貨調達ニーズ

近年の外貨運用における為替ヘッジコストの高止まりを受け、投資家の皆さまにとっては有効な外貨建て投資の選択肢が限定されておりました。一方、事業のグローバル化を進める日本企業においては、米ドル建ての資金調達ニーズが増加しています。

本ファンドは、このような状況を踏まえ、投資家の皆さまが保有する米ドルを、国内企業の米ドル資金需要と直接的に結びつけます。企業は円での利払いを通じて為替リスクを抑えることができます。加えて、国内でのキャッシュフローを返済資金源とすることで、より海外事業の成長に資金を充当することが可能となります。投資家のみなさまは円での安定的な配当キャッシュフロー収入の獲得と、米ドルでの元本維持という双方のメリットを享受することが可能となります。

本取り組みの概要

・資金の流れ：投資家（米ドル出資） → 匿名組合型ファンド（営業者：当社子会社の貸金業者） → 国内上場企業（米ドル建て貸付）
・利払い・配当：借り手企業から円建て（米ドルベースで期間固定、貸付実行日の5営業日前TTM（仲値）を基準として円換算）で貸付利息の支払いを受け、円建てで投資家に分配します。
・元本返済・償還：米ドル建て（償還された米ドルは、再投資などにご活用いただけます）
・運用期間：約24ヶ月

本ファンドは、米ドルでの大口投資が可能な投資家と、米ドルのファイナンスニーズのある企業のマッチングをFundsが行い、プライベートファンドとして組成いたしました。

今後、当社は複数の国内上場企業と連携し、同様のスキームを拡大するとともに、多様な外貨建てのファンドの組成についても検討を進めてまいります。

投資家からのコメント

本ファンドは、外貨と自国通貨が持つそれぞれの長所を巧みに組み合わせたイノベーティブなスキームです。プライベートファンド市場における次世代モデルとして、今後、世界的に浸透していく可能性を感じており、こうした先駆的な投資機会へ参加できたことに感謝をしています。