「円建て」投資一辺倒はリスクがある?「外貨建て」投資のメリット、デメリット

2026/07/22コラム
「円建て」投資一辺倒はリスクがある?「外貨建て」投資のメリット、デメリット

外貨建て投資の「3つ」のメリット

円建て投資だけをするのではなく、外貨建て(米ドル建て)投資に資産運用を広げることには「3つ」のメリットがあります。正しく理解することで、資産形成の選択肢を広げることができます。

メリットの1つ目は「高い利回りへのアクセス」です。たとえば、日本と米国の金利水準では、その差は縮まりつつあるものの、現状では米国の方が高い状況です。この「日米の金利差」こそが、外貨建て投資の比較的高い利回りの根拠となっています。

2つ目は「円安に対するリスクヘッジ」です。円安が進行すると、外貨建て資産の円換算額は増加します。資産の一部を外貨建てにしておくことで、円の価値が下がった際のダメージを和らげる効果があります。

3つ目は「日本にない投資機会の提供」です。海外においては、日本とは異なるリスク・リターン特性を持った投資先が存在します。外貨建て投資は、日本への資産の集中リスクを下げ、リスクの分散に役立ちます。

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外貨建て投資の「3つ」のデメリット

外貨建て投資には上記のようなメリットだけでなく、理解しておくべきデメリット(留意点)も存在します。これらを把握した上で投資判断をすることが重要です。

最も代表的なデメリットが「為替変動」です。円高になると、外貨建て資産の円換算額は目減りします。

たとえ外貨ベースで元本が保たれていても、円に戻した時点で損失が発生する可能性があります。これは外貨建て投資を行う際に必ず向き合わなければならないデメリットです。

2つ目は「為替手数料」です。外貨建て投資を行う際には通貨変換が必要です。円をドルに換える際とドルを円に戻す際、それぞれ為替手数料が発生します。

往復で1〜3%程度かかることもあり、利息で得た収益がコストで相殺されるケースもあります。商品選択の際は表面的な利回りだけでなく、コストも確認することが大切です。

3つ目は「情報の非対称性」です。海外企業や外国経済の動向は、日本語の情報だけでは十分に把握しにくい場合があります。

投資先の事業内容や国・地域のリスクを正しく評価するためには、信頼できる情報源や運用会社の説明を丁寧に確認することが必要です。 

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「外貨建て投資」と向き合うための考え方

メリットと、デメリットを比較していくと「外貨建ては怖い」という印象になりがちですが、大切なのは、その双方を正確に理解した上でどう向き合うかを考えていくことです。

まず忘れてはならないのは、「円建て投資だけ」では、日本の緩和的な金融環境や、円安が進行する状況では、資産運用の手段や効果が限定的になってしまうことです。

インフレに負けない利回りを確保し、円の相対的な価値の低下に対応するためには、外貨建て投資も必要な選択肢になってきます

そのため「円だけで投資していれば十分だ」という固定観念は、必ずしも正確とは言えません。重要なのは、デメリットを意識しながらも、資産運用先の選択肢を広げていくことです。

資産運用では「すべての卵を一つのかごに盛るな」とよく良く言います。資産全体のうち何割かを外貨建て資産に振り向け、調整していくことで、自分のリスク許容度に応じた形でポートフォリオを組むことができます。

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※本コラムは情報提供を目的としたものであり、投資を勧誘するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。


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