企業は資金調達手段として、銀行からの借入、株式の発行、社債の発行など、さまざまな方法が選べます。そのような中で、企業が資金調達の手段に「Funds」を活用するのにはどんな理由があるのでしょうか?
そんな疑問を、財務担当者に「3つの質問」をぶつけるコラム「上場企業に聞く Why Funds?」。
今回、お答えいただいたのは、東京証券取引所プライム市場に上場し、不動産開発の事業を展開する霞ヶ関キャピタル株式会社(3498)の執行役員 財務本部長 設樂英孝さんです。
設樂さん:霞ヶ関キャピタル株式会社(3498)は不動産開発の事業を展開しており、現在は東京証券取引所プライム市場に上場する企業です。
特に「物流事業」「ホテル事業」「ヘルスケア事業(ホスピス住宅)」の3つの事業が牽引する形で、直近3年(2022年8月期〜2024年8月期)の売上高は約3倍に伸びており、高い成長率を維持しています。
霞ヶ関キャピタルが手がけるホテル「seven x seven 石垣」
私たちは、いわゆる物流施設やホテルを開発する不動産デベロッパーなのですが、従来のデベロッパーと少し違います。一般的なデベロッパーは、開発用の土地を調達して、マンションやオフィスビルなど、その土地に最適なプランを練り、開発を進めます。
しかし、私たちは自社で資金を出して開発するのではなく、投資家や事業会社に出資してもらい「開発ファンド」を組成するなどして、開発を行います。そのため、土地に対して最も適した企画を立ち上げ、付加価値を上げることに全力を注ぎます。
霞ヶ関キャピタルのビジネスモデル
さらに建物の竣工後には、稼働しているアセットを集めて「開発ファンド」から「不動産ファンド」へ移行させます。
開発ファンドから不動産ファンドに移す際に、各アセットの運用パフォーマンスが良ければ、ファンド移行時に得られた利益について、我々が成功報酬としていただきます。
合わせて「不動産ファンド」から「アセットマネジメント業務」を受託し、引き続き報酬を得続けることができます。つまり、不動産開発の「企画力」と「ファンドマネジメント」に強みを持つ、新しい形の不動産デベロッパーなんです。
設樂さん:霞ヶ関キャピタルは独自のビジネスモデルを持っているものの、最初の一歩となる土地の調達は、他の不動産デベロッパーと同様です。土地を購入するためには、非常に大きな金額が必要なので、自社で得られた利益を資金として使ったり、銀行などから融資をいただいたりします。
ただ、開発ファンドを組成し投資家から資金を集めたり、不動産ファンドを作って利益を出すには、少なくとも1〜3年くらいの長い時間が必要になります。そうなると、その期間の諸費用や運転資金をどうするかが課題になります。
銀行からさらに融資を受ける場合もありますが、どうしても時間がかかってしまうことがあります。そんな時に、Fundsを使って投資家の方から資金を募ることで、スピーディに資金調達ができ、事業の安定化を図れるのです。
今では、Fundsを活用することで資金繰りの負担を軽減し、新たな事業にもスピーディに対応できるようになりました。
設樂さん:経営陣の会話でも「Fundsはいいサービスだね」という声が挙がっており、今後もFundsを通じて、資金調達をしていきたいと思っています。
さらに、Fundsでは優待品も付帯できるため、特にホテル事業を中心に、私たちの取り組みをファンドと優待のセットでより多くの方に知っていただき、さらなるファンになってもらえれば嬉しいですね。
固定利回りの資産運用
Funds(ファンズ)
固定利回りの資産運用 Funds (ファンズ)は、ファンズ株式会社が運営を行なっております。
※固定利回りとは、ファンドの利回りが募集時に定められていることを意味しており、利回りを確約するものではありません。
ファンズ株式会社 第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3103号
一般社団法人第二種金融商品取引業協会 加入
©Funds, Inc.All Rights Reserved.