Funds、貸付ファンドの保全性向上を目的とした「地位移転スキーム」の管理システムに関する2つの特許を取得

2022/10/04プレスリリース
Funds、貸付ファンドの保全性向上を目的とした「地位移転スキーム」の管理システムに関する2つの特許を取得

固定利回りの資産運用サービス「Funds(ファンズ)」を運営するファンズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:藤田雄一郎、以下 当社)は、Funds上で販売を行う貸付ファンドの保全性向上を目的として開発した「地位移転スキーム」に関する管理システムついて、特許を取得したことをお知らせいたします。

「地位移転スキーム」の概要と特許取得の背景

Funds上で販売される貸付ファンドは、融資型クラウドファンディングの仕組みを採用しています。融資クラウドファンディングでは、投資家と借り手企業の間にファンド組成企業を介在させる必要がありますが、ファンドの保全性という観点で以下の課題がありました。

・(課題1)ファンド組成企業と募集業務を担う取扱者がグループ会社関係にある場合:ファンド成立後も取扱者グループの信用力が商品リスクに影響

・(課題2)ファンド組成企業と借り手企業がグループ会社関係にある場合:ファンド組成企業が借り手企業に対し実効的な債権回収手段を講じることはグループ会社関係にあるため困難を伴う

「地位移転スキーム」は、上記の課題を解決するため、社債における社債管理者や社債管理補助者といった会社法上の制度を参考にして考案されたものです。この度、当社では、この「地位移転スキーム」に関する管理システムを開発し、投資家の皆様にFunds上の商品をより安心感をもってご購入いただくことを目的に特許を取得いたしました。

なお、「地位移転スキーム」について、詳しくはこちらをご確認ください。

特許1の概要(課題1に対応)

発明の名称
貸付型ファンド運営システム、貸付型ファンド運営方法及びそのプログラム
特許番号
特許第7108120号
登録日
2022年7月19日
解決課題
ファンド組成企業が破産等した場合でも弁済された金額を投資家に分配する

特許2の概要(課題2に対応)

発明の名称
貸付型ファンド運営システム、貸付型ファンド運営方法及びそのプログラム
特許番号
特許第7129725号
登録日
2022年8月25日
解決課題
借り手企業が弁済しないケースでも、債権回収が実行され、弁済された金額を投資家に分配する貸付型ファンド運営システム及びその運営方法を提供する
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