1円から貸付投資ができる「Funds(ファンズ)」を運営するファンズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:藤田雄一郎、以下当社)は、五常・アンド・カンパニー株式会社(代表執行役:慎泰俊、本社:東京都渋谷区、以下五常・アンド・カンパニー)を借り手とする「五常・アンド・カンパニー マイクロファイナンスファンド#1」(以下本ファンド)を、2月22日付で公開したことをお知らせいたします。
五常・アンド・カンパニーは、5ヶ国8社のグループ会社を通じ、途上国において主に中小零細事業者向け小口金融サービス(マイクロファイナンス)を展開するホールディングカンパニーです。すべての人に金融アクセスを届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。良質な金融サービスを2030年までに50ヶ国1億人以上に提供することを目指しています。2021年12月末時点でインド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンの現地法人を含むグループ全体の従業員数は約7,000人、融資残高は約600億円(1ドル=115円で換算)となっており、顧客数は100万人を突破しました。
<マイクロファイナンス事業と金融包摂>
マイクロファイナンスとは一般的に、小口の融資、預金、送金、保険といった金融サービスの総称を指します。途上国では主に中央銀行から認可を受けた事業者が、規制業種としてマイクロファイナンス事業を行っています。世界銀行の調べによると、2017年時点で世界中には約17億人の成人が金融機関やモバイル・マネーを通じた金融サービスから除外されています(*)。
金融包摂とは、誰もが取り残されることなく金融サービスへのアクセスを有し、金融サービスの恩恵を受けられる状態を意味します。マイクロファイナンス事業者は、世界中の人々が金融包摂を実現する役割を担っています。
*)The Global Findex Database 2017
五常・アンド・カンパニーはファンズとの取り組みを通じて経済的リターンと社会的インパクトの両方を高次元で追求することで、同社のビジョンである誰もが自分の未来を決めることができる世界の実現を目指します。
経済面では、国内投資家の投資需要と途上国における中小零細事業者の資金需要を適切な水準のリターンで繋げることで、国内投資家に対しては新たな投資機会を、途上国の中小零細事業者には比較的好条件での借入機会を提供することが可能になります。
また、社会的インパクトとしては、本ファンドの資金使途であるマイクロファイナンス事業の多くは中小零細事業への融資が中心となっており、借り手が営む事業が拡大することで間接的に現地での雇用創出に貢献しています。
本ファンドの予定利回りは2.5%(税引前)、運用期間は約12ヶ月となっております。
ファンドについての詳細は、ファンド詳細ページをご覧ください。
当社では今回の取り組みをきっかけとして、グローバル企業へのファイナンスを拡大することで投資家に対してはスマホで円滑にグローバルで活躍する企業に投資・支援ができる機会を提供し、利用企業に対しては国内において個人投資家から資金を調達する手段を提供していきたいと考えています。
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