埼玉県でこれから不動産の売却を検討している方のなかには、初めての不動産売却でどこに依頼してよいか分からないという人もいるのではないでしょうか。できるだけ高く、確実に売却するためには、信頼できる不動産会社選びが大切です。
この記事では、埼玉県で不動産を売却する際におすすめの不動産売却サイトや不動産会社を厳選して紹介します。
全国展開の大手企業から地域密着型の不動産会社まで、それぞれの強みを活かしたサポートが期待できる会社をピックアップしました。不動産売却の流れや費用についても解説しますので是非参考にしてください。
埼玉県の不動産市場動向
不動産を売却する場合、不動産の市場動向を把握することも大切です。ここでは埼玉県の公示地価や直近1年間のマンション、一戸建ての売買動向を紹介します。
埼玉県の公示地価の推移
埼玉県の直近10年間の住宅地の公示地価は、次のように推移しています。
平均変動率(前年比) | |
2014年(平成26年) | 0.3% |
2015年(平成27年) | 0.0% |
2016年(平成28年) | 0.0% |
2017年(平成29年) | 0.1% |
2018年(平成30年) | 0.5% |
2019年(令和元年) | 0.7% |
2020年(令和2年) | 1.0% |
2021年(令和3年) | -0.6% |
2022年(令和4年) | 0.5% |
2023年(令和5年) | 1.6% |
2024年(令和6年) | 2.0% |
ここ10年の公示地価をみたとき、2018年以降、コロナ感染拡大の影響で下落した2021年を除き、上昇傾向が続いています。令和6年は、前年比プラス2.0%の上昇とここ10年で最も高い上昇率となっています。全都道府県中11番目の上昇率です。
埼玉県のなかでも、特に上昇率が高い地域はどこなのでしょうか。表2は、令和6年の上昇率の高い順に10の地域をまとめたものです。
市区町村 | 変動率(%) | 平均価格(1㎡あたり) | |
1 | 蕨市 | 6.0 | 289,500 |
2 | 戸田市 | 5.9 | 277,200 |
3 | 川口市 | 5.3 | 238,700 |
4 | 草加市 | 4.0 | 147,300 |
5 | 朝霞市 | 3.9 | 258,800 |
6 | 和光市 | 3.8 | 281,000 |
7 | 大宮区 | 3.6 | 327,500 |
8 | 浦和区 | 3.6 | 394,000 |
9 | 中央区 | 3.3 | 297,000 |
10 | 八潮市 | 3.3 | 133,000 |
東京都心からの需要波及効果もあり、県南部の生活利便性が高い地域の住宅地の上昇率が高くなっています。県北部の一部には地価が上昇した地域はありますが、下がっている市区町村も複数あります。
公示地価の高価格地域
次に、埼玉県の公示地価が高い地域を10地点まとめたものです。
市区町村 | 平均価格(1㎡あたり) | |
1 | 浦和区 | 394,000 |
2 | 大宮区 | 327,500 |
3 | 中央区 | 297,000 |
4 | 蕨市 | 289,500 |
5 | 南区 | 288,900 |
6 | 和光市 | 281,000 |
7 | 戸田市 | 277,200 |
8 | 朝霞市 | 258,800 |
9 | 志木市 | 248,300 |
10 | 川口市 | 238,700 |
さいたま市を中心に、東京都に近い県南部の利便性の高い地域の地価が上位を占めています。
埼玉県の中古マンション・一戸建て売買傾向(直近1年間)
埼玉県の中古マンション、中古一戸建ての直近1年間の売買傾向を紹介します。次の表は、中古マンションの平均価格(㎡単価・価格)と専有面積、築年数をまとめたものです。
㎡単価(万円)※( )内前年比(%) | 平均価格(前年比)※( )内前年比(%) | 専有面積(㎡) | 築年数(年) | |
2023年5月 | 41.00万円(0.9) | 2,823万円(0.8) | 68.85 | 24.46 |
2023年6月 | 42.52万円(6.9) | 2,890万円(8.5) | 67.96 | 24.57 |
2023年7月 | 44.10万円(5.9) | 3,006万円(6.6) | 68.17 | 23.60 |
2023年8月 | 41.96万円(5.1) | 2,865万円(3.9) | 68.29 | 25.86 |
2023年9月 | 42.59万円(-3.7) | 2,912万円(-3.9) | 68.37 | 25.25 |
2023年10月 | 42.36万円(5.9) | 2,938万円(6.8) | 69.35 | 25.78 |
2023年11月 | 40.02万円(-2.1) | 2,733万円(-0.6) | 68.28 | 26.27 |
2023年12月 | 44.77万円(14.5) | 3,052万円(15.4) | 68.18 | 23.71 |
2024年1月 | 43.42万円(8.6) | 2,981万円(11.0) | 68.65 | 24.85 |
2024年2月 | 45.52万円(9.5) | 3,156万円(13.8) | 69.33 | 24.10 |
2024年3月 | 44.23万円(-0.6) | 3,023万円(1.1) | 68.33 | 24.27 |
2024年4月 | 42.05万円(4.9) | 2,851万円(3.6) | 67.79 | 25.71 |
この1年間の埼玉県の中古マンションの成約状況は、1㎡あたりの価格は40~45万円、専有面積は67~69㎡となっています。その結果、成約価格の平均はおおむね2,800万円~3,100万円で推移しています。築年数の平均は25年前後です。
前年比と比べて下がっている月もありますが、直近1年間通して見た場合、上昇しているといえます。
続いては、中古一戸建ての価格推移をまとめたものです。
平均価格(万円)※( )内前年比(%) | 土地面積(㎡) | 建物面積(㎡) | 築年数(年) | |
2023年5月 | 2,682万円(5.4) | 153.10 | 102.92 | 21.23 |
2023年6月 | 2,529万円(-3.3) | 146.88 | 102.66 | 23.60 |
2023年7月 | 2,698万円(10.1) | 136.45 | 104.30 | 22.95 |
2023年8月 | 2,609万円(-0.3) | 152.19 | 102.34 | 22.73 |
2023年9月 | 2,504万円(-4.9) | 138.32 | 101.38 | 22.32 |
2023年10月 | 2,440万円(-6.5) | 148.79 | 101.80 | 23.50 |
2023年11月 | 2,480万円(-2.3) | 166.17 | 102.41 | 23.65 |
2023年12月 | 2,836万円(7.9) | 144.36 | 103.59 | 22.88 |
2024年1月 | 2,701万円(5.7) | 148.45 | 105.18 | 22.40 |
2024年2月 | 2,566万円(-3.7) | 140.11 | 103.53 | 22.23 |
2024年3月 | 2,631万円(-1.0) | 150.73 | 105.14 | 21.67 |
2024年4月 | 2,461万円(-1.9) | 164.65 | 102.79 | 24.40 |
この1年間の埼玉県の中古一戸建ての成約価格は、おおむね2,400~2,800万円で推移しています。建物の平均築年数は21年から24年です。
木造の法定耐用年数が22年であることを考えると、木造の場合、建物の価値は小さくなり土地の価値に集約されていきます。
なお、埼玉県の土地の価格は、前述の公示地価で見たように、県南部を中心に上昇傾向です。ただし、土地の価格は立地条件や周辺環境の変化、道路付け(何メートルの道路にどのように接道しているか)など、個々の要因で大きく変わります。
埼玉県の不動産取引相場を知る方法
埼玉県の不動産取引相場を知る方法として、不動産情報ライブラリーと不動産ポータルサイトがあります。
不動産情報ライブラリー
不動産情報ライブラリーは、公示地価や不動産の取引価格情報などを閲覧できる国土交通省のサイトです。円滑な不動産取引を促進する観点から、取引に必要な情報を広く一般のユーザーに届けるため、2024年4月1日から運用が開始されました。
同じ地図上でさまざまな情報を重ねて表示できる機能があります。不動産ライブラリーで確認できる情報は以下のようなものです。
不動産価格 | 地価公示・都道府県地価調査 |
不動産取引価格情報 | |
成約価格情報(レインズ保有の取引情報) | |
周辺情報 | 小中学校、市区町村役場、医療・福祉機関など |
防災情報 | 洪水浸水想定区域。土砂災害警戒区域、津波浸水想定区域など |
都市計画情報 | 用途地域、防火・準防火地域、立地適正化計画など |
その他 | 国勢調査、将来推計人口など |
不動産取引相場については、住所地を指定して、「土地」「土地と建物」「マンション」など物件種別ごとに、四半期単位で取引時期を設定して成約価格を閲覧できます。
ただし、過去の成約情報がすべて掲載されているわけではない点に注意が必要です。また、地域によっては取引情報が少ない地点もあります。
不動産ポータルサイト
スーモなどの不動産ポータルサイトの情報をもとに取引価格の目安を知ることもできます。売却予定の物件と近い条件の物件情報から売り出し価格を知ることが可能です。
ただし、不動産ライブラリーのような過去の成約価格ではなく、売り出し価格であることに注意が必要です。売り出し価格と最終的な成約価格が異なることは少なくありませんので、ポータルサイトの価格をそのまま相場と考えると間違う可能性があります。
不動産会社選びのポイント
埼玉県の不動産事情や相場を知るとともに、信頼できる不動産会社を選ぶことが大切です。ここでは売却を依頼する不動産会社選びのポイントについて解説します。
大手と地域密着不動産会社どっちがいい?
売却の依頼先として、大手不動産会社と地域密着の不動産会社のどっちがいいか迷われる方もいると思いますが、一概にはどちらがいいということは言えません。
知名度の高い大手だから安心、高く売れるとは一概にはなりません。販売するエリアや物件の需要(売れやすさ)、自分との相性なども考慮して決めることが必要です。
大手は全国的に店舗を構えていますが、エリアによっては店舗がない、あるいは営業エリアから離れることもあります。
大手の場合、1人の担当者が数多くの物件を抱えているケースも少なくありませんし、支店や営業所の営業方針に左右されることもあります。そのため、営業エリアから離れた物件を依頼しても、他の物件と比べて優先順位が低い、担当者のフットワークが悪いとなることもあります。
また、売却を依頼するにあたって、担当者が地域の実情にどれくらい精通しているかは重要な要素です。物件が所在する地域や売れやすさ(需要)を踏まえ、依頼する不動産会社を選びましょう。
複数の不動産会社を比較することが大切
不動産会社選びのポイントは、複数の不動産会社を比較して決めることです。なぜなら、不動産の売却にあたって、売却価格や販売方法を1社の不動産会社に依存するのはリスクがあるからです。
査定価格は、査定する不動産会社で変わることは少なくありません。これは、不動産は1つ1つすべて異なり、価格を決める要素が多岐にわたるためです。
査定する会社によって比較する取引事例や物件のプラス・マイナス要因の判断の仕方は変わり、また、営業面も含めて査定価格は違うものになります。
適正な査定価格を知るためには、複数の査定結果を、その算出根拠と合わせて比較することが重要です。
また、不動産をより高く、より確実に売るためには販売方法が大切です。今はネットでの広告が主流ですが、どういった媒体に掲載するのか、物件のどういった情報を訴求するのかを比較したほうがよいでしょう。
さらに、不動産の売却は、販売期間から買主が見つかってから契約、引渡しに至るまで長期間に渡ることもあります。その間、担当者とコミュニケーションをとりながら売却活動を進めることが必要です。そのため、担当者との相性を含めて、そのエリアでの販売実績や経験なども比較するとよいでしょう。
このように、各不動産会社の査定価格や販売戦略、担当者などを比較することで、売り出し価格や手続きについて理解できることも少なくありません。より高く確実に売却するために、複数の会社を比較して決めましょう。
埼玉県の不動産売却でおすすめの不動産一括査定サイト
複数の不動産会社を比較検討する際に活用できるのが不動産一括査定サイトです。ここでは、埼玉県の不動産売却でおすすめの一括査定サイトをおすすめポイントとともに紹介します。
提携不動産会社数が多い
不動産一括査定サイトを選ぶうえで大きなポイントは提携する不動産会社数です。提携する不動産会社数が多いほど、比較できる不動産会社数は多く、より精度の高い査定結果を得やすいと言えるでしょう。
提携する不動産会社数でおすすめできるのがLIFULL HOME‘Sの一括査定サイトです。以下の表は、主要な不動産一括査定サイトの提携不動産会社数と同時に査定依頼できる会社数をまとめたものです。
不動産一括査定サイト | 提携不動産会社数 | 同時査定依頼数 |
LIFULL HOME‘S | 約4,000社 | 10社 |
HOME4U | 約2,300社 | 6社 |
イエウール | 約2,000社 | 6社 |
すまいステップ | 約1,500社 | 6社 |
SUUMO | 約2,000社 | 10社 |
リビンマッチ | 約1,700社 | 6社 |
表をみて分かるように、提携不動産会社数が最も多いのはLIFULL HOME‘Sです。全国約4,000社の不動産会社と提携し、1度の依頼で最大10社まで査定依頼できます。
どのサイトでも共通していえることは、都市部と比べて地方や郊外にいくほど対応する不動産会社数は減る点です。埼玉県においても、さいたま市を中心に南部エリアは比較的対応する不動産会社の数は多いですが、北部や西部エリアでは不動産会社が少なくなる地域もあります。
そういった地域での不動産売却では、特に、提携不動産会社が多いLIFULL HOME‘Sのような一括査定サイトがおすすめです。
また、一戸建てや土地はマンションと比べると査定価格に差が出やすく、比較できる取引事例が少ない地域では、査定結果に大きな違いが出ることも珍しくありません。
査定結果に差が出やすい物件を売却する場合、より多くの不動産会社の査定価格を比較した方が適正価格を把握しやすいといえます。この点、大手から地域密着の不動産会社まで数多くの会社と提携するLIFULL HOME’Sはおすすめです。
物件・不動産会社の情報が豊富
物件情報や不動産会社の情報の豊富さでおすすめできるのがSUUMOの不動産一括査定です。不動産売却で提携する不動産会社数は約2,000社ですが、国内最大級の不動産ポータルサイトに掲載されている不動産会社数は2,385件、うち埼玉県の不動差会社は1,134件となっています(2024年5月時点)。
不動産会社の店舗ページには、店舗の特徴紹介とともに店舗ごとの売却実績やスタッフ紹介も充実しており、そういった情報を参考に依頼する不動産会社を選ぶことも可能です。
また、掲載されている物件数も多く、エリアで競合する物件情報を検索しやすくなっています。不動産売却や査定に関するノウハウ記事も豊富ですので、自分で知識を得ながら売却を進めたい人におすすめです。
マンションに特化~日本最大級のビッグデータを活用~
マンションの売却を検討している人は、マンションに特化した一括査定サイト「マンションナビ」がおすすめです。
提携する不動産会社も全国2,500店舗と豊富で、最大9社(売買6社・賃貸3社)の不動産会社に同時に依頼できます。他の一括査定サイトでは、売却査定のみが多いですが、マンションナビでは、賃貸する場合の査定も最大3社まで対応可能です。
日本最大級の2億件を超えるビッグデータを活用し、全国約14万棟のマンション相場価格を公開していますので、マンションごとの直近の販売履歴や価格推移などを参考にしながら売却活動を進めることが可能です。
また、売却時に活用できるツールとして、簡易相場査定のほか、住宅ローン残債があるときの売却益シミュレーターなども利用できます。
埼玉県でマンションを売却する場合、売却するか賃貸するか迷っている場合には積極的に活用できるサイトです。
査定対象となる物件が多い
査定対象となる物件の種類が多い一括査定サイトがHOME4Uです。HOME4Uは、2001年に日本で初めての一括査定サービスとしてスタートし、全国約2,300の不動産会社と提携、同時に最大6社まで査定を依頼できます。
HOME4Uは、NTTデータグループが運営する不動産情報サイトで、不動産の購入、売却のほか資産活用をサポートしています。
そのため、査定対象の不動産は、実需用のマンションや一戸建て土地のほか、ビル(一室・一棟)、一棟マンション・アパート、店舗、倉庫、事務所などさまざまな不動産の査定が可能です。
官公庁や金融機関のデータを扱う情報サービス業最大手のNTTデータグループが運営するサイトで個人情報の保護などセキュリティ面で安心できるほか、一括査定サイトにはあまりない電話での無料相談が可能です。
大手不動産会社中心で店舗数が多い
大手の不動産会社に依頼したい場合は、「すまいValue」がおすすめです。すまいValueは、三井のリハウス、三菱地所の住まいリレー、野村の仲介、小田急不動産、住友不動産販売、東急リバブルの大手6社に査定を依頼できるサイトです。
すまいValueが提携する大手不動産会社の店舗は都市部に多い傾向です。そのため、全国の都道府県に対応しておらず、物件所在地によっては査定依頼できない地域があります。
この点、埼玉県内には、三井のリハウス15店舗、住友不動産販売10店舗、東急リバブル10店舗、野村の仲介4店舗、三菱地所住まいのリレー1店舗があり、対応できる店舗は数多くあります(2024年5月時点)。
販売実績が豊富で安心感がある大手が集まっている点はすまいValueのメリットです。大手に依頼したい、大手を含めて依頼する会社を選びたい場合に活用できるでしょう。ただし、埼玉県内でも地域によっては、対応できる店舗数が少ない場合がある点には注意しましょう。
埼玉県の不動産会社
ここでは、一括査定サイトではなく、埼玉県の不動産売却に関する会社を2社紹介します。
株式会社中央住宅・ポラス住まいの情報館
埼玉県越谷市に本社をかまえるポラスグループは、不動産の売却、買取だけでなく、注文住宅から新築一戸建て、中古住宅、投資物件、価値再生住宅など豊富な商品、サービスを取り扱う企業です。
地域密着型経営を掲げ、埼玉県内に19の店舗を構えきめ細やかな営業所を展開しています。
不動産の売却では、「ポラスのうちサポ」というサービスを提供しています。そのサービスの1つが、新築・中古住宅で数多くの診断実績を持つ専門の診断員が、売却前に無料で建物の現状や設備を診断するサービスです。
外壁や基礎のほか水回りの設備まで点検し、報告書を作成することで、買主も建物の状況を把握しやすく安心して購入しやすくなります。
その他にも、一定の条件を満たすことで、建物保証(2年間で最大300万円)や設備(最長2年間)を保証するサービスのほか、ハウスクリーニング、ホームステージングなど、高値売却につながるサービスを提供しています(2024年5月時点)。
東宝ハウスグループ
東宝ハウスグループは首都圏を中心に展開する住まいの総合コンサルティング企業です。埼玉県内には、東宝ハウス浦和、東宝ハウス新都心、東宝ハウス川口の3つの会社があり、それぞれがグループ企業のスケールメリットを生かしながら不動産サービスを提供しています。
東宝ハウス浦和の売却サービスでは、スーモなど不動産ポータルサイトに掲載する広告において、カメラマンやライターといったプロを活用して画像や訴求内容にこだわっている点が特徴的です。
また、建築士による建物と住宅設備の検査と保証サービスが一体となった瑕疵担保・設備保証サービスなども提供しているほか、引越し費用やハウスクリーニング、不用品処分などの費用を最大20万円まで負担するサービスを提供しています。
埼玉県で不動産を売却した人の口コミ・体験談
ここでは、埼玉県で不動産を売却した人の口コミ、体験談を大手から地域の不動産会社までいくつか紹介します。
良い口コミ・体験談
・野村不動産アーバンネット株式会社 浦和営業部
熱心に売買活動に取り組んでいただけた。また、必要以上の電話連絡もなく、ストレスなく対応していただいた。他の不動産会社からは必要以上に電話があり、少し嫌気がさしていたが、担当者の伊藤さんは必要最低限の連絡で迅速かつ、簡潔に対応していただけた。住宅ローンを完済したいと考えており、短期間での売却を検討していました。できるだけ早く売却したいと思っていましたが、結果的に半年で売却することができとても助かりました。周囲の事例や地価をベースに、相場をもとに詳しく説明いただけました。希望売却金額が相場よりも高かったのですが、どのような価格で販売していくかなどご提案いただき、最終的に相場よりも少し高く売れたのでとても満足しています。
引用:おうちの語り部
・株式会社中央住宅(ポラス住まいの情報館 草加営業所)
3社に見積もり依頼をしましたが、1つは高めの価格での見積もりであったのに返信がないなど対応に不満があり、もう1つは見積もりが低い事が心配でした。依頼した会社は買い手にも売り手にも良い提案をしてくれる公平な印象がありましたし、担当者の方のアドバイスも合理的かつリスクがないよう配慮あるアドバイスで、誠心誠意に対応して頂けました。安心して任せられる方で良かったです。売却期間についても丁寧にご説明を頂きました。迷うところは色々ありましたが、状況を見ながら考えていきましょうと言ってもらい、不安がやわらぎました。結果数日で売れたことには驚きました。近隣のマンション の販売実態の資料をたくさん頂き、丁寧に説明して頂けました。希望としてはもう少し高くと思っていましたが、売れ残りを懸念するアドバイスにより、やや低めの販売価格にしました。結果即座に売れましたが、やや高めでチャレンジしてからでも良かったのではないかと欲もあります。
引用:おうちの語り部
・株式会社大京穴吹不動産 浦和店
質問したことには、細かく分かりやすくおしえていただき、口頭だけではなく、ちゃんとメールも送ってくれるので、情報の取り間違いもなくストレスを感じずにすみました。ホームページに掲載を始めて2週間ほどで問い合わせが来てビックリしました!
引越し予定の月までに売れればと思っていましたが、とても理想的な方に売ることが出来て良かったです。購入時よりも高く売れたので、ローンも完済できる金額で助かりました。査定金額は低かったのですが、最初は強気の金額で行きたいという想いも聞いてもらえたので良かったです。買い手の方とも運命的に出会えたので大満足です。引用:おうちの語り部
悪い口コミ・体験談
・センチュリー21ハウスウェル株式会社 本店
売買活動については、逐一電話で確認をしないとどこまで進んでいるのか不明な点が多々あった。担当者が2人いたが、1人はまだ新人で経験がなかったので何を聞いても分かりましたと言うものの実際には動いていないなど不満な点もあった。
引用:おうちの語り部
・近藤不動産株式会社
不動産会社の手続きの遅れ等で決済が2週間ほど後ろ倒しになり、その連絡が直前までなかったのが減点です。思っていたよりも高く売れたので、それ以外は満足です。
引用:おうちの語り部
・株式会社東武ニューハウス
価格に対する説明も十分ではなく協議もなくいきなり設定価格より100万下げれば買い手があると言われそれで手を打った。それはいいとしても更地に掛かる費用のいい加減さは酷いと思った当初80万くらいと言われて100万くらいならいいと思っていたが結局契約時に150万円取られ騙された感じがした。そこは任せないで自分が別の業者に頼めば良かったと思った。結局手元に残る目標額より大幅に下がってしまった。
引用:おうちの語り部
埼玉県で不動産売却するときの流れ
埼玉県で不動産を売却するときの流れについて解説します。
STEP1:相場を調べ、必要書類を準備
不動産ライブラリーやポータルサイトを参考に、不動産価格の相場を確認しましょう。不動産一括査定サイトのなかには、簡易査定をネット上でできるものもあります。
また、購入時の売買契約書や重要事項説明、権利証(登記済証または登記識別情報)、固定資産税納税通知書、物件のパンフレットなど、必要書類を準備しましょう。
STEP2:不動産の査定を依頼
一括査定サイトを活用もしくは地域で気になる不動産会社があれば査定を依頼しましょう。一括査定サイトで依頼すると複数の不動産会社から簡易査定の結果が届きますので、その中から訪問査定を依頼する会社を決めます。
STEP3:訪問査定
実際に物件の状態や周辺環境などを含めて現地で査定します(訪問査定)。査定当日は、可能な範囲で掃除や片付けをして査定しやすくするとともに、建物の状態、破損や設備の不具合箇所などをまとめておくとよいでしょう。
建物の状態などで把握している点をしっかり伝えることでより精度の高い査定が可能ですし、のちのち売却を依頼するときに契約上の責任範囲にも関係します。
STEP4:不動産会社と媒介契約締結
訪問査定の結果や販売方法、担当者の対応などを比較し、売却を依頼する不動産会社を決め、媒介契約を締結します。
媒介契約には、1社のみに売却を依頼する「専任倍内」「専属専任媒介」と複数の会社に依頼できる「一般媒介」の3つの種類があります。
それぞれの特徴を把握し、媒介契約書の内容をしっかりと確認したうえで契約を結ぶようにしましょう。
STEP5:売却活動開始
レインズへの登録、不動産ポータルサイトやホームページに物件情報を掲載し、販売活動がスタートします。入居中の物件であれば、内覧対応が必要となりますので、担当者とコミュニケーションをとりながらしっかりと対応することが必要です。
STEP6:購入申込から売買契約締結
物件の購入希望者が見つかると不動産購入申込書をもらいます。不動産購入申込書は、売買契約とは異なり、不動産をいくらでどういった条件で購入したいという買主の意思表示です。
ここで値引きや引渡し時期などを交渉される場合もありますので、担当者と相談しながら対応します。双方に条件面で合意すれば、売買契約に進みます。
売買契約時には、買主から手付金の支払いを受けるとともに、不動産会社に仲介手数料の半金を支払うことが通常です。
STEP7:引き渡し
引渡し日には、売主と買主、不動産会社のほか、司法書士が金融機関などに集まって、代金の決済後、鍵や必要書類を買主に引渡します。
住宅ローンが残っている不動産を売却する場合、司法書士が所有権の移転登記と合わせて金融機関の抵当権を抹消する手続きを行います。
不動産売却には、平均しておよそ4~6ヶ月の期間がかかりますので、できるだけ高く売却するうえでも、売却の希望時期を踏まえ余裕をもったスケージュールを持つことが大切です。
不動産売却にかかる費用
最後に、不動産売却にかかる費用について解説します。
印紙税
売却時に締結する不動産売買契約に貼付する印紙代です。売買契約書など課税文書には、契約代金に応じた印紙税が課税されます。
仲介手数料
売却を不動産会社に依頼したときにかかる仲介手数料です。不動産ポータルサイトへの掲載やチラシの配布などの通常の広告費や内覧対応、売買契約書、重要事項説明の作成などの販売活動にかかるサービスに対して支払う報酬です。
仲介手数料は売買契約成立に対する成功報酬ですので、媒介契約を締結し売却を依頼しても契約に至らなければ支払う必要はありません。
仲介手数料(上限)の計算方法は次のとおりです。
不動産売買価格 | 仲介手数料の上限額 |
400万円超 | 物件価格×3%+6万円+消費税 |
200万円超400万円以下 | 物件価格×4%+2万円+消費税 |
200万円以下 | 物件価格×5%+消費税 |
宅地建物取引業法では。仲介手数料の上限を定めています。不動産会社によって仲介手数料体系が異なる場合もあります。
住宅ローン事務手数料
住宅ローンが残っている場合は、売却後にローン残債を繰り上げて一括返済する手数料がかかる場合があります。金融機関や借入している金利タイプなどで手数料は異なりますが、1~3万円程度が目安です。
抵当権抹消登記費用
住宅ローンを完済後に金融機関が設定している抵当権を抹消する費用です。登録免許税と司法書士に依頼する場合は司法書士への報酬が必要となり、費用の目安としては、1~2万円程度です。
譲渡所得税
不動産を売却して利益(譲渡所得といいます)が出た場合、譲渡所得税がかかる場合があります。譲渡所属税の対象となる譲渡所得は以下の方法で計算します。
譲渡所得=売却収入-取得費-譲渡費用 |
売却収入から不動産を購入するときにかかった取得費(所有期間中の減価償却費を除く)や売却する際にかかった費用を差し引いて譲渡所得が生じた場合にのみかかる税金です。
譲渡所得が生じる場合、税率は所有期間によって変わり、また、相続などで取得した不動産で一定の条件を満たすことで最高3,000万の円の特別控除が受けられるなどの軽減措置があります。
まとめ
埼玉県で不動産売却するのであれば、売却するエリアの地価推移やマンション、一戸建ての販売状況を把握するとよいでしょう。
不動産の所在するエリアや立地条件によって、対応できる不動産会社の数や売れやすさは異なります。エリアを考慮しながら、複数の不動産会社に査定を依頼し、査定結果やその根拠、販売戦略、担当者などを比較し、最適な不動産会社に依頼することが大切です。
おすすめの不動産一括査定サイトをいくつか紹介しましたが、状況に応じて複数のサイトを活用する、あるいは埼玉県を主要なエリアとし地域密着で活動する不動産会社を検討してもよいでしょう。
是非参考にしてください。