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    マンション売却で戸建て住み替えが向いている人とは?メリット・デメリット含めて解説

    「家族が増えて手狭になった」などの理由で、マンションから戸建てへの住み替えを検討する人は少なくありません。

    しかしマンションにしか住んだことがないと、「戸建てって実際どうなんだろう?」と不安を抱いてしまいがちです。

    この記事では、以下のポイントについて解説します。

    • マンションと戸建てのメリット・デメリット
    • マンションから戸建てへの住み替えに向いている人
    • マンションを売却して戸建てに住み替える流れ
    • マンション売却と戸建て購入にかかる費用

    自身や家族の暮らしがより良いものになるよう、住み替えの検討材料を増やしていきましょう。

    目次

    マンションと戸建ての違い【メリット・デメリット】

    マンションから戸建てへの住み替えを検討している場合、2つの違いについて理解することから始めましょう。

    住み心地やランニングコストなど、さまざまな面で異なるメリット・デメリットがあります。

    この章では、マンションと戸建てのメリット・デメリットについて紹介していきます。

    今後の生活スタイルを考えながら「このデメリットは受け入れがたい」「このメリットがあると助かる」と、1つずつの項目を判断してみてください。

    マンションのメリット

    マンションには、以下のようなメリットがあります。

    • セキュリティ設備が充実している
    • 共用部分を管理してもらえる
    • 便利なところに建っていることが多い
    • 高層階は日当たり・眺望が良い

    マンションは、オートロックや防犯カメラなどのセキュリティ設備が充実しているケースが多いです。

    このような設備は共用部分にあるため、自分たちで管理する必要はありません。

    さらに、マンションは駅に近い場所に建てられることが多いため、スーパーなどの生活に必要な施設も近くなりやすいです。

    高層階であれば、日当たりや眺望の良さも期待できます。

    実際にマンションに住んでいると、当たり前で気付かないかもしれませんが、多くのメリットがあるのです。

    マンションのデメリット

    マンションのデメリットは、以下のとおりです。

    • 生活音が気になる・気を使う
    • 管理費・修繕積立金・駐車場代を支払わなければならない
    • 管理規約がある

    隣や上下に部屋があるマンションは、足音や赤ちゃんの泣き声などが気になってしまうケースが多いです。

    反対に、自分たちがうるさく思われないように気を使って、疲れてしまうことも。

    とくに小さい子どもがいる場合、分厚いマットを敷いたり、走らないように教えたりと対策が必要です。

    生活音が隣人トラブルに繋がる可能性もあります。

    管理費や修繕積立金は、マンションの共用部分を維持するために必要な費用です。

    しかし毎月支払うものなので、家計への負担となってしまいます。

    加えて、車や自転車を持っている場合は、駐車場代も支払わなければなりません。

    またマンションは管理規約によって、リフォームの範囲やペット飼育の可否などが決められており、生活に制限が出る可能性があります。

    管理規約に縛られると「せっかくの持ち家なのに…」と、残念に感じてしまうタイミングもあるでしょう。

    戸建てのメリット

    戸建てには、以下のようなメリットがあります。

    • 生活音を気にしなくて良い
    • 自由度が高い
    • 管理費・修繕積立金・駐車場代がかからない
    • 静かな環境で暮らせる

    戸建ては、かなり大きな音を出さないかぎり、生活音がほかの家に響くことはありません。

    「うるさくないかな…」と気にすることなく、好きなタイミングで洗濯機を回したり、掃除機をかけたりすることもできます。

    また家や土地は自分たちだけのものになるため、制限されることなく自由に使えます。

    ペットの飼育はもちろん、間取りを大幅に変えるようなリフォームも可能です。

    スペースがあれば、自転車や車も無料で停められます。

    将来的に家を修繕するための資金を貯めておく必要はありますが、毎月引き落とされるわけではないため、負担は小さく感じるでしょう。

    また、戸建ては住宅街に建てられることが多いため、車通りが少なく静かな環境で暮らせます。

    戸建てのデメリット

    戸建てのデメリットは、以下のとおりです。

    • セキュリティ面が弱い
    • メンテナンスが自己責任となる
    • 光熱費が高くなりやすい
    • 駅が遠い

    1階に部屋がある戸建ては、外から覗かれたり侵入されたりしやすいです。

    オートロックのような設備も付いていないため、セキュリティ面は弱いと言えるでしょう。

    家のメンテナンスにおいては、資金の積立から修繕計画、業者の手配まですべて自分たちでおこなわなければなりません。

    もちろん日々の清掃や点検も必要なので、手間がかかります。

    また、戸建てはマンションよりも面積が大きいことが多く、その分光熱費が高くなりやすいです。

    木造の戸建ては、鉄筋コンクリート造のマンションよりも外気の影響を受けやすいため、冬は寒く、夏は暑くなりやすいというデメリットもあります。

    マンションから戸建てへの住み替えに向いている人とは?

    マンションと戸建てのメリット・デメリットを踏まえて、それぞれに向いている人を考えてみましょう。

    マンションに向いている人戸建てに向いている人
    セキュリティ面が気になる音を気にせず生活したい
    利便性を重視したい将来的にリフォームを考えている
    メンテナンスを任せたい静かな環境で暮らしたい

    住まいに求めることが、上記の「戸建てに向いている人」に当てはまる場合、マンションから戸建てへの住み替えに向いているでしょう。

    同じ家に数十年と住み続ける可能性もあるため、今だけでなく将来の暮らしも想像しながら、考えてみてください。

    マンションを売却して戸建てに住み替える流れ

    マンションを売却して戸建てに住み替える場合、以下のような流れで進めるのが一般的です。

    1. 不動産会社にマンションの査定を依頼する
    2. 不動産会社と媒介契約を結ぶ
    3. マンションの売却活動を始める
    4. 新居にする戸建ての希望条件を決める
    5. 戸建てを探し始める
    6. マンションの購入希望者と売買契約を結ぶ
    7. 仮住まいに引っ越す
    8. マンションを引き渡す
    9. 戸建ての売買契約を結ぶ
    10. 住宅ローンを契約する
    11. 戸建ての代金を支払い、引き渡してもらう

    やることが多く複雑に感じてしまうかもしれませんが「どのタイミングで何をやるか」を把握しておくことが大切です。

    各ステップについて、詳しく見ていきましょう。

    不動産会社にマンションの査定を依頼する

    はじめに、売却するマンションの査定を不動産会社に依頼します。

    売却するマンションが建っているエリアに強く、実績がある不動産会社を選びましょう。

    複数の不動産会社に査定を依頼して、結果を比較することが大切です。

    マンションの査定には「簡易査定」と「訪問査定」があります。

    簡易査定は、マンションの立地や間取りなどの条件を基に、査定をおこなう方法です。

    訪問査定は、マンションの条件を基に、現地を確かめたうえで査定をおこないます。

    マンションには、書面だけではわからないような欠陥があるケースも考えられるため、訪問査定を依頼しましょう。

    また、査定について調べると「不動産一括査定サイト」が出てきます。

    不動産一括査定サイトとは、家にいながら複数の不動産会社にマンションの査定を依頼できるサイトのことです。

    気軽に利用できますが、不動産会社の査定よりも精度が低い傾向にあります。

    結果的に、改めて不動産会社に査定を依頼することになるため、2度手間となってしまいます。

    本格的にマンション売却を検討している場合は、はじめから不動産会社に査定を依頼するのも検討しましょう。

    不動産会社と媒介契約を結ぶ

    マンションの査定結果が出たら、不動産会社と媒介契約を結び、売却を依頼します。

    複数社の査定結果を比較して、信頼できる不動産会社を選びましょう。

    査定結果を比較する際には、以下のポイントが重要です。

    • 査定額が相場よりも高すぎず、安すぎないか
    • 根拠があるか
    • 説明に納得できるか

    マンションの売却価格を設定する際には、査定額が判断材料になります。

    しかし査定額が高いからといって、実際に高く売却できるとは限りません。

    相場から離れた売却価格では買い手が付きにくいため、現実的な価格にする必要があるのです。

    きちんとした根拠がある査定結果は、相場に近くなるはずなので、納得できるまで説明してもらいましょう。

    周辺に建つ類似マンションの売却価格を調べて、相場を掴んでおくことも大切です。

    マンションの売却活動を始める

    不動産会社と媒介契約を結んだら、マンションの売却活動を始めます。

    具体的な売却活動の内容は、以下のとおりです。

    • ネットにマンションの広告を出す
    • 不動産会社間でマンションの情報を共有する
    • チラシをポスティングする

    マンションの売却活動は、基本的に不動産会社に任せておけば問題ありません。

    内見希望者が現れた場合は、不動産会社とともに対応します。

    少しでも良い印象を持ってもらうために、片付けや掃除をおこないましょう。

    新居にする戸建ての希望条件を決める

    マンションの売却活動を始めた時点で、おおよその売却価格がわかります。

    そのため「新居にする戸建てにいくらかけられるのか」を計画しやすくなります。

    戸建ての購入予算のほかにも、以下のような条件を固めていきましょう。

    • 引っ越し時期
    • エリア
    • 間取り
    • 建売住宅・注文住宅・中古住宅のどれにするか

    希望をひと通り書き出したら、優先順位を付けていきます。

    ライフプランを考えながら、家族で話し合ってみてください。

    戸建てを探し始める

    希望条件を基に、いよいよ戸建てを探し始めます。

    まずはマンションの売却を依頼している不動産会社に相談してみてください。

    希望条件を整理してくれたり、具体的なスケジュールを提案してくれたりと、プロの視点からアドバイスしてくれます。

    また注文住宅を購入する場合は、ハウスメーカーへの相談が適しています。

    「〇〇市 ハウスメーカー」と調べて資料を請求したり、住宅展示場で相談したりしながら、さまざまなハウスメーカーを比べましょう。

    マンションの購入希望者と売買契約を結ぶ

    マンションの購入希望者が現れたら、売買契約を結びます。

    売買契約書への署名捺印はもちろん、挨拶も兼ねて、不動産会社でおこなわれるのが一般的です。

    売買契約の際には、購入希望者から手付金を受け取ります。

    手付金は、マンションの売却価格の5%〜10%が相場です。

    なんらかの理由で売買契約を解除する場合は、受け取った手付金の2倍の額を購入希望者に支払う必要があります。

    反対に、購入希望者の都合で売買契約を解除する場合は、手付金を返す必要はありません。

    契約を解除することなく、そのまま引き渡しとなれば、手付金はマンションの代金の一部となります。

    仮住まいに引っ越す

    マンションの売買契約を結んだら、引き渡しまでに仮住まいに移ります。

    売買契約から引き渡しまでは、2ヶ月ほどの期間が空くケースが多いです。

    3月〜4月の引っ越しシーズンになると、引っ越し業者の予約が取りづらくなるため、気をつけましょう。

    引っ越しシーズンは料金も高くなります。

    また移動距離が長いほど料金が高くなるため、仮住まいの場所もよく考えましょう。

    新居に移る際には、再び引っ越しが必要になります。

    マンションを引き渡す

    マンションを引き渡す際には、代金や税金の精算など、さまざまな手続きをおこないます。

    引き渡しがスムーズに進むように、早めに必要書類を確認しておきましょう。

    マンションの住宅ローンが残っている場合は、代金を受け取ってから完済するのが一般的です。

    住宅ローンの完済後は、マンションの抵当権を外すための「抵当権抹消登記」をおこないます。

    戸建ての売買契約を結ぶ

    マンションの売却が完了したら、戸建ての売買契約を結びます。

    戸建ての売買契約は、マンションの売買契約から引き渡しまでの間におこなうケースもあります。

    売却と購入のタイミングが合えば、仮住まいを利用せずに新居に移ることも可能です。

    このタイミングで、マンションの売却時に受け取ったように、手付金を戸建ての売り手に支払います。

    住宅ローンを契約する

    戸建ての住宅ローンの本申込は、売買契約を結んだあとにおこないます。

    マンションの住宅ローンが残っている場合、住み替えローンを利用する人もいます。

    住み替えローンとは、売却する不動産に残っている住宅ローンの額に加えて、新居を購入するために必要な資金を借りられるものです。

    ただ、住み替えローンは審査が厳しいため、使えない可能性もあります。

    審査に通ったとしても返済額が大きくなりやすいため、現実的な返済計画を立てたうえで検討しましょう。

    戸建ての代金を支払い、引き渡してもらう

    戸建ての引き渡し日が来たら、代金を支払い、鍵をもらいます。

    仮住まいから引っ越したら、住み替えの完了です。

    ここまでの流れは「売り先行」と呼ばれる住み替え方法です。

    戸建てを購入したあとにマンションを売却する「買い先行」という住み替え方法もあります。

    買い先行のメリットは、「マンション売却のタイミングにあわせて動く必要がないため、戸建てをじっくりと探せる」という点です。

    いつでも新居に引っ越せるため、仮住まいを用意する必要もありません。

    ただ、買い先行には以下のようなデメリットがあるため、気をつけましょう。

    • マンション売却の代金を得る前に新生活がスタートする
    • マンションの住宅ローンが残っている場合、住宅ローンの支払いが2重になってしまう期間が発生する
    • 2つ目の住宅ローンは審査が厳しく、借りられるかわからない

    買い先行は、マンションの住宅ローンを完済している、または資金に余裕がある人に向いている住み替え方法だと言えます。

    マンション売却と戸建て購入にかかる諸費用

    住み替えでは、さまざまな諸費用がかかるため、あらかじめ把握しておきましょう。

    単純にマンションの売却代金を受け取り、戸建ての購入代金を支払うだけではないのです。

    マンション売却と戸建て購入には、以下のような諸費用がかかります。

    • 登録免許税
    • 印紙税
    • 譲渡所得税
    • 仲介手数料
    • 専門家(司法書士・税理士・弁護士など)への報酬
    • 引っ越し費用
    • 必要書類の発行手数料
    • 住宅ローンの繰り上げ返済手数料

    このなかでも、不動産会社に支払う仲介手数料は高額になりやすいです。

    マンションの売却代金が3,000万円だった場合、上限105.6万円の仲介手数料が発生します。

    戸建ての購入も不動産会社に依頼する場合、上記に加えて購入分の仲介手数料を支払わなければなりません。

    諸費用は売却代金や購入代金、不動産の状況などによって変わるため、不動産会社に早めに計算してもらいましょう。

    まとめ

    今回は、マンションと戸建てのメリット・デメリットや、住み替えについて解説しました。

    以下に、メリット・デメリットをまとめます。

    マンションのメリットマンションのデメリット
    セキュリティ設備が充実している生活音が気になる・気を使う
    共用部分を管理してもらえる管理費・修繕積立金・駐車場代がかかる
    便利なところに建っていることが多い管理規約がある
    高層階は日当たり・眺望が良い
    戸建てのメリット戸建てのデメリット
    生活音を気にしなくて良いセキュリティ面が弱い
    自由度が高いメンテナンスが自己責任となる
    管理費・修繕積立金・駐車場代がかからない光熱費が高くなりやすい
    静かな環境で暮らせる駅が遠い場合が多い

    将来の暮らしも想像しながら、住まいに求めることの優先順位を考えてみてください。

    マンションから戸建てに住み替える場合、全体の流れや諸費用を把握しておくことが大切です。

    住み替えが完了するまで1年以上かかるケースもあるため、不動産会社に相談しながら、不安がないように進めていきましょう。

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