Fundsのファンド組成企業の1社、東証二部上場企業の株式会社デュアルタップ(以下、デュアルタップ)は、不動産の企画・開発から管理までをワンストップで提供できることを特徴とする企業です。
本インタビューでは、デュアルタップの本田取締役に、Fundsへ参加する背景やデュアルタップの特徴のほか、不動産市場の展望及び同社の戦略をお話いただきました。
ーーまずはデュアルタップがどのような事業を手掛けているのかについて、教えてください
弊社は東京23区を中心として、不動産の企画・開発・販売・管理を一貫して行なっています。また、シンガポール・マレーシアを拠点に海外展開もしており、マンション管理などを行なっております。
ーーデュアルタップと他の不動産会社の違いはどのような部分でしょうか
弊社は自社ブランドマンション・XEBEC(ジーベック)を、東京23区駅近のエリア、それも駅から徒歩10分圏内に限定して企画・開発しています。デザイン・実用性にこだわりながら、主にワンルームタイプやコンパクトタイプのマンションを提供しており、様々な年齢層の方々にお住まいいただいています。
不動産の企画から管理までを一貫して行なっていることも特徴です。担当者が実際に土地を選定したり、マンションオーナー様と直接お話をすることで、現場の感覚に合った不動産を企画することを心がけています。
ーー近年、順調に業容拡大されていますね。どのような点が寄与しているのでしょうか
おかげさまで、弊社は直近8期連続で増収を達成できております。お客様のニーズに沿った不動産をご提供できていることが理由として挙げられます。
お客様は資産形成のために、大きな資金を元に不動産を購入します。そうしたお客様に満足いただくには、需要が底堅い都心エリアにフォーカスし、居住する方が長く住みたいと思っていただけるような物件デザインを追求するべきです。
我々が東京23区内の駅近エリアを中心として不動産を扱うのも、こうした点が理由です。デザインについても、最新の設備を取り入れつつ、ライフスタイルに即したものにすることで、10年後、20年後でも住みやすい物件となることを目指しています。
ーー2018年6月には、東証二部に市場を変更されましたね。これにはどのような意図があるのでしょうか
不動産会社の信用は安定した財務基盤であり、機動的な調達力が重要です。東証二部に市場変更を行ったことによりそれらが一層強固になり、成長スピードが上がって行くものと考えます。
ーー海外顧客の売上比率が30%を超えたとありますが、こうした流れは今後も拡大していく予定でしょうか
現時点でもすでにシンガポールや香港、マレーシア、英国をはじめとする地域において、事業を通して主に富裕層との取引を行なっておりますが、国内・国外を問わず、マーケットニーズが見込める地域には、展開を検討しております。会社が着実に成長するというのは、従業員にとっても、ステークホルダーの方々にとっても大切ですので、この流れは続けていきたいと思います。
しかし、不動産というのは税制、政治、経済環境に左右されやすい業種です。海外展開においては、マーケットニーズを慎重に確認しながら取り組んでまいります。
ーー他方、国内不動産市場は今後小さくなっていくことも各種メディアで予想されています。デュアルタップはこの傾向について、どのように捉えていますか
東京圏のGDPは1兆6千億ドル程で世界最大です。海外の投資家から見る東京はアジアの中でも安定した投資先として評価していただけているようです。日本全体では人口減少して社会問題化されている一方で、東京の人口は増加し続けています。東京と地方の二極分化が進むこととなると思われます。
我々は、このように着実な需要が見込まれる東京圏の不動産マーケットで商品展開をしています。
ーー今回、Fundsを利用する背景についてお聞かせください
不動産投資は資産形成を行う際の投資先の一つとして有力な候補である一方、実際に始めるには大きな資金が必要です。
Fundsはこうしたハードルを抜本的に低くし、不動産投資に関心を持っていただける方を大幅に増やすことができる仕組みだと感じたのが利用を検討した背景です。
東京23区の駅に近いマンションに投資したい方は多くいます。1円から投資ができることで多くの投資家の方々が手軽に始めることが出来るようになり、不動産投資の理解を深めるきっかけになると思われます。
ーーFundsでは募集に際して、ファンド組成企業には一定の手数料がかかります。上場企業であり、多様な資金調達手段があるデュアルタップが、Fundsを利用するメリットはどのような点にあるのでしょうか
我々はこれまでも良質なマンションを提供してきました。Fundsでのファンド組成をきっかけに、より一層多くの方々に、弊社のマンションに触れていただける機会を提供できればと考えています。実際に賃貸収入が発生したり、対象物件の売却をするケース等をみていただくことで、不動産に関する投資を身近に感じていただければ幸いです。
そうした意味では、弊社のXEBECや不動産に関する投資を広く皆様に知っていただけるというだけでも、Fundsに参加する意義は十分あると考えております。
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