固定利回り投資のオンラインプラットフォーム「Funds(ファンズ)」を運営するファンズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:藤田雄一郎、以下 当社)は、2025年6月13日付で、海外事業統括拠点としてシンガポールにFUNDS IGC PTE. LTD.(以下 FIGC:フィグシー)を設立したことをお知らせします。
当社はこれまで、台湾・Asia Money Fintech Company(亞太普惠金融科技股份有限公司)との資本提携や、香港のジョイントベンチャー・FundsQuester (HK) Holdings Limitedの発足など、海外での事業機会の獲得・拡大を推進してきました。この度、日本市場における資金調達機能を競争力の源泉として、エマージング・マーケットにおける金融包摂支援、海外の多様なアセットを日本の投資家にシームレスに繋ぐアセット・マネジメント事業の強化を通じた収益拡大を実現するとの経営意思のもと、FIGCの設立に至りました。
当社は、「未来の不安に、まだない答えを。」をミッションに掲げ、2019年1月にFundsをリリースして以来、6年半に渡るプラットフォーム運営において、個人投資家向けには間接的な貸出による値動きのない安定的な資産運用機会を、企業向けには機動的かつ柔軟なデットでの資金調達手段を提供してきました。
これまでの事業運営の中で、台湾・Asia Money Fintech Company(亞太普惠金融科技股份有限公司)との資本提携や、香港・Quester Capital Holdings (HK) Limitedとのジョイントベンチャー・FundsQuester (HK) Holdings Limitedの発足など、海外市場における金融包摂支援の過程でアクセスし得る収益機会を取り込む戦略を推進しています。
FIGCは “Fueling International Growth Circulation by Bridging Japanese Capital with Global Opportunities.(日本の資本とグローバルな機会を繋ぎ、国境を越えた成長循環を促進する)” をミッションに掲げ、これまで当社が実践してきたエマージング・マーケットにおける金融包摂支援を一層強化し、海外のコンシューマーファイナンスやマイクロファイナンスを手掛ける事業者へのデットファイナンスの提供、さらには資本参加を通じて収益のビルトイン化を実現します。
加えて、グローバルの先端的な情報、金融プロダクトへのアクセス機会に優れたシンガポールの地理的優位性を活かして、海外の多様なアセットを、インベストメントチェーンを統合し、日本の投資家にシームレスに提供するアセット・マネジメント事業を当社グループとして強化するに際しても、FIGCは中心的な役割を担うことが期待されます。
当社グループにおいて、こうした海外事業の推進を成長戦略の基軸の一つと位置付けており、FIGCの経営陣には、当社取締役CLOの髙尾知達をCEOとして、取締役CTOの若松慶信がCTO/Chief of Staffとして参画しています。また、米国大手VCであるDCM Venturesの元ベンチャーキャピタリストであり、海外での事業開発経験を豊富に有する山越敬介を新たにCo-CEOとして招聘するなど、経営リソースを傾注し戦略を実行してまいります。
山越 敬介(やまこし けいすけ)。名古屋大学経済学部卒業、アストン大学経営学修士修了、ロンドンビジネススクールExecutive Education/Corporate Finance(Valuation)修了。
デロイトトーマツコンサルティングからキャリアをスタートさせ、オートモーティブ及びM&Aライフサイクルユニットにて、海外M&AやPMI案件を中心に従事。その後、EdTechスタートアップ企業であるQuipperのアーリーメンバーとして米国及びアジア事業立ち上げやプロダクトオーナーに従事したのち、DCM Venturesにての日韓米中スタートアップ企業への投資経験を経て、2016年に独立しアジア全域にてスタートアップ投資やコンサルティング、及びベトナム・バングラデシュにての事業開発に従事。
商号 | FUNDS IGC PTE. LTD. |
住所 | 70 SHENTON WAY, #07-04, EON SHENTON, SINGAPORE 079118 |
設立日 | 2025年6月13日 |
資本金 | 100万シンガポールドル (当社100%子会社) |
役員構成 | Director 髙尾 知達(CEO) Director 山越 敬介(Founder/Co-CEO) Director 若松 慶信(CTO/Chief of Staff) |
※ 2025年8月より本格稼働を予定しています。
・FIGC Co-CEO 山越 敬介
この度、Fundsの経営メンバーと共にFIGCを立ち上げ、Co-CEOに就任しました山越敬介です。FIGCはFundsグループにとって国際金融領域での挑戦を本格化させる契機であり、大きな責任と同時に無限の可能性を感じています。
アジアのプライベートクレジット市場は、銀行主導から非銀行金融へと資金供給の多様化が進む中、今後10年で飛躍的な拡大が期待される分野です。特に、デジタル技術を活用した金融アクセスの拡大や、柔軟な資本供給を必要とする新興国市場へのソリューションは、社会的意義と収益性を兼ね備えた挑戦領域と捉えています。
足元ではアジア市場に注力しつつ、中長期的には欧米市場を含むより広範な機会も視野に入れ、戦略的なパートナーシップを積極的に構築することで、迅速な事業拡大を目指します。髙尾、若松と共に、日本とグローバル市場を双方向につなぐファイナンス・エンジンとしてのFIGCの存在感を高め、持続可能な成長循環の実現に尽力してまいります。
・FIGC CEO 髙尾 知達
この度、Fundsグループの一員として新たにFIGCが設立されたことを嬉しく思います。
当社の海外展開において転機となったのは、2024年11月のAsia Money Fintech Companyとの株式譲渡契約の締結です。この頃から海外での事業開発経験が豊富な山越に非常勤で参画してもらい、当社グループの海外展開戦略について議論してきました。
当社との資本提携後、AMFCは日本の投資家の皆様の支援を得て順調に「成長循環」を実現しており、本事業年度中の連結子会社化に向けた準備も着々と進んでいます。同社との資本提携が奏功したことにより、海外市場で金融包摂に取り組む金融事業者に対してFundsプラットフォームを通じた成長資金の供給を行いつつ、グループインを促し収益を取り込む “AMFCモデル” の確立に自信を深めることが出来ました。
FIGCがシンガポールで始動することに伴い、アジアの成長市場においてコンシューマーファイナンスやマイクロファイナンスを営む金融プレイヤーを探索し、AMFCモデルを推進することで収益力の向上を図りつつ、若松の主導によりテクノロジーを駆使したグループとしてのノウハウ蓄積・横展開に一層注力してまいります。
今後強化を図るアセット・マネジメント事業についても、当社がこれまで国内事業において幾多の新規スキームを開発し、特色のある商品を提供してきたように、リーガル・エンジニアリング力を駆使した「まだない」選択肢を投資家の皆様に提供していく所存です。
台湾、香港、シンガポールと今年一挙に海外三拠点を設けてダイナミックに事業展開を進めていますが、当社グループの共通価値である「コンプライアンスファースト」「インテグリティ」を基盤に据え、山越、若松と共に海外事業の拡大に真摯に取り組んでまいります。
固定利回りの資産運用
Funds(ファンズ)
固定利回りの資産運用 Funds (ファンズ)は、ファンズ株式会社が運営を行なっております。
※固定利回りとは、ファンドの利回りが募集時に定められていることを意味しており、利回りを確約するものではありません。
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