固定利回り投資の資産運用サービス「Funds(ファンズ)」を運営するファンズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:藤田 雄一郎、以下 当社)は、マンションやビルなど大型建物の大規模修繕など共用部工事の見積、工事支援サービスを展開する株式会社スマート修繕(本社:東京都渋谷区、代表取締役:豊田 賢治郎、以下 スマート修繕)と顧客紹介の契約を締結したことをお知らせいたします。
当社では今後増加が予測される、全国のマンションの修繕積立金不足の課題解決を目指してまいります。
「Funds for マンション修繕積立金 応援パック」の詳細はこちらをご覧ください。
国土交通省から発表されている全国のマンションストック戸数によると、全国に分譲マンションは約704万戸(2024年末時点)、そのうち築40年以上のマンションは136.9万戸(2023年末時点、マンションストック総数の約19%)あり、20年後の2043年には453.8万戸に急増し、これらのマンションが徐々に大規模修繕工事のタイミングを迎えることが見込まれます。また、それに伴い修繕積立金の不足も課題として顕在化してきています。
マンション管理組合では定期的に実施される修繕等に向けて、毎月住民から修繕積立金を集めていますが、「段階増額積立方式」となっている割合が高い傾向にあります。しかし、この段階的な引き上げが計画どおりに実施されないケースや、昨今の人件費や資材費の高騰に伴う修繕費用の上昇などにより、国土交通省の調査によると、当初予定していた大規模修繕を行うための修繕積立金が不足しているという回答が36.6%となっています。
修繕範囲の縮小など限定的な修繕を行うケースもありますが、劣化が早まり資産価値が下がるだけでなく、住民にとって快適な居住環境を維持することができなくなる可能性も出てきます。
修繕積立金不足を解決するために、管理組合にとっての選択肢は修繕積立金の追加徴収、そして、すでに原資として存在する修繕積立金を運用するという大きく2つになります。しかしながら、積立費の値上げや一括徴収は住民の高齢化や様々な個別事情により、負担が大きく実現できないケースもあります。
また、国土交通省が公開している令和5年度マンション総合調査「修繕積立金の運用先」によると、大半の管理組合が修繕積立金を「銀行預貯金」のみで管理しており、住宅金融支援機構の「すまい・る債」で運用する管理組合は約19%、「積み立て型マンション保険」については約1%という調査結果となっています。当然のことながら、修繕積立金の運用にハイリスク商品は適さないため、運用可能な商品の選択肢は限定的であり、修繕積立金の運用は進んでいません。
そこで、運用を検討する場合に管理組合にはどのようなニーズがあるのか、区分マンション所有者を対象にしたインターネット調査を実施したところ、以下の回答(複数回答可)が得られました。
このような結果となっておりますが、現在日本では為替の影響を受ける海外の株式や社債で運用する投資信託や、個別株など、値動きがある商品が一般的です。値動きのある商品は長期の資産形成には適していても、必要なタイミングに向けて着実に手元に資金を備える必要がある大規模修繕の場合、活用が難しいと言えるでしょう。
スマート修繕では、これまで、全国の大規模なマンションやビルなどの共用部工事の見積、工事支援サービスを展開しており、専門家による伴走とデータドリブンなアプローチにより、適正な工事、大幅なコストダウンを実現しています。これらの取り組みにより、大規模マンションやビルの管理組合やビルオーナーの課題解決をサポートし信頼関係を培っています。
一方で当社では、上場企業を対象とした貸付投資という新たな運用手段を提供しております。当社が提供する資産運用サービス「Funds」では、管理組合の運用方針に応じて、予定運用期間は1年〜3年程度、また予定利回りは年率1-3%程度(税引前)で、手数料は無料、値動きのない円建てで運用することが可能です。これまで800億円の募集を行い、元本欠損・遅延は0件となっております。(2024年11月末日現在。なお、将来の運用成果を保証するものではありません。)
今回の連携により、Fundsを通じて修繕積立金の安定的な運用で管理組合やビルオーナーに対して一歩踏み込んだサポートの機会を提供することが可能となります。
今後両社では、管理組合のニーズにより適合する商品開発を含めたマンション修繕問題の包括的解決を目指してまいります。
「Funds for マンション修繕積立金 応援パック」の詳細はこちらをご覧ください。
<連携イメージ>
参考資料:
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001625310.pdf
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001623967.pdf
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001750158.pdf
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001750163.pdf
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