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    マンション売却は汚い部屋でも売れる?やるべきポイントや方法を解説

    「汚いマンションでも売却できるのかな…」と、不安を抱えていませんか?

    新しくて綺麗なマンションから売れていくイメージはありますよね。

    この記事では、所有しているマンションが汚いと感じている人に向けて、以下を解説します。

    • 売却するマンションは汚くても大丈夫なのか
    • 汚いマンションを売却する方法
    • マンション売却でアピールできるポイント
    • マンション売却を決めたらやるべきこと

    不安を解消して、マンションの状態に適した売却を進めていきましょう。

    目次

    売却するマンションは汚くても大丈夫?

    マンションが汚いからといって、まったく売れないわけではありません。

    その他の条件面でニーズを満たせば、購入希望者は現れるためです。

    たとえば「汚くても良いから安く購入して、自分の好きなようにリフォームしたい」という人はいます。

    ただ、汚いマンションの売却は、以下のような理由から難航しやすいです。

    • 内見の際に良い印象を持たれない
    • 汚さを理由に、売却価格を下げられないかと交渉される
    • 写真を見ただけで「汚いから」とスルーされてしまう

    売却価格を安くすれば、購入希望者が増える可能性もありますが、はじめに希望した売却条件を妥協しなければなりません。

    汚いマンションをスムーズに売却するには?

    汚いマンションをスムーズに売却したい場合は、買取を検討してみましょう。

    買取とは、不動産会社がマンションを直接買い取ってくれる売却方法です。

    不動産会社は、買い取ったマンションを再販する際にリフォームをおこなうため、汚さは基本的に関係ありません。

    マンションの購入希望者を探す必要がなく、すぐに手放すことができます。

    一般的にイメージされやすい「マンションの広告を出して購入希望者を募る」という売却方法は、仲介といいます。

    買取と仲介の違い

    買取と仲介は、どちらもマンションの売却方法ですが、以下のポイントに大きな違いがあります。

    • マンションの買い手
    • 売却価格
    • 売却スピード

    先ほど解説したとおり、買取におけるマンションの買い手は、不動産会社です。

    仲介は、不動産会社を通して中古マンションを探している人が買い手となります。

    マンションの売却価格は、一般的に買取よりも仲介のほうが高くなります。

    ただ、仲介は高く売却できる代わりに、売却スピードが遅くなりやすいというデメリットがあります。

    不動産会社がすぐに引き取ってくれる買取と違い、仲介は購入希望者が現れないかぎり、マンションを手放せません。

    リフォーム前提ではなく、そのままの状態で住み始められるマンションを探している人のほうが多いため、汚いマンションは売れ残ってしまう可能性が高いです。

    「価格が安くても良いから、マンションを早く売却したい」という人は、買取が向いています。

    売却スピードよりも価格を重視したい人は、仲介で購入希望者をじっくり待つのも良いでしょう。

    買取保証について

    不動産会社のなかには、買取保証を付けてくれるところがあります。

    買取保証とは、まず仲介で売却活動をおこない、一定の期間を過ぎても購入希望者が現れない場合、買取に変更できるサービスのことです。

    以下に当てはまる人は、買取保証も検討してみてください。

    • マンション売却をそこまで急いでいない
    • できるだけ高く売りたいが、売れ残るくらいなら安くても買い取ってほしい

    汚いマンションを仲介で売却するためにやるべきこと

    マンションの売却価格を重視したいという人に向けて、買取ではなく仲介で売却するためにやるべきことを紹介します。

    はじめに、掃除やハウスクリーニングによって、汚いマンションを可能なかぎり綺麗な状態にしましょう。

    次に、中古マンションの需要が高くなるタイミングを狙って売りに出します。

    以下の4点について、詳しく解説していきます。

    • 自分でできるマンション掃除
    • ハウスクリーニングとは何か
    • リフォームやリノベーションについて
    • マンションの需要が高くなるタイミング

    自分でできるマンション掃除

    汚いマンションを綺麗にするために、まずはできる範囲で掃除をおこないましょう。

    掃除に使える道具や洗剤は、ホームセンターやドラッグストアで手に入ります。

    とくに力を入れたいポイントは、お風呂やキッチンなど、清潔さが求められる水回りです。

    ギトギトした油汚れや皮脂は、弱アルカリ性の重曹や酸素系漂白剤、または中性の食器用洗剤で落とせます。

    水垢を落とすには、クエン酸が有効です。

    ぬめりやカビのような重度の汚れは、ハイターをはじめとする塩素系漂白剤が向いています。

    家の中の設備には、取り外してはいけないパーツや、素材の関係で使えない洗剤がある可能性が高いです。

    取扱説明書をよく読み、推奨されている方法で掃除をおこないましょう。

    また、部屋の第一印象を左右する玄関も、綺麗にしておきたいポイントのひとつです。

    玄関に溜まった土や砂をホウキで掃き出し、汚れに水や洗剤を含ませながらタワシでこすります。

    最後に水で洗い流すか、雑巾で拭き取ったら、玄関掃除の完了です。

    靴箱の中も、雑巾で汚れを拭き取りましょう。

    水回りや玄関以外の場所も、掃除機でホコリを吸い取ったり、雑巾で拭き上げたりしてください。

    部屋に溜まった不用品を捨てるだけでも、見た目がスッキリします。

    ハウスクリーニングとは

    業者にハウスクリーニングを依頼するのも、マンションを綺麗にする方法のひとつです。

    ハウスクリーニングでは、市販の洗剤で落とせないガンコな汚れや、手が届かない場所の汚れを、掃除のプロが綺麗にしてくれます。

    自分で掃除する手間が省ける点も、大きなメリットです。

    業者専用の道具や洗剤を使うため、難易度の高い以下のような作業も任せられます。

    • 配管内部の洗浄
    • 浴室乾燥機やレンジフードの分解洗浄
    • 壁紙の復元塗装
    • フローリングの清掃やワックスがけ

    ハウスクリーニングを活用する際は、複数の業者から見積もりを取ったうえで比較しましょう。

    業者によって費用や、対応可能な箇所が異なるためです。

    リフォームやリノベーションについて

    マンションを綺麗にする方法としては、リフォームやリノベーションも挙げられます。

    ただ、より高く・より早く売却することだけが目的なのであれば、あまりおすすめしません。

    リフォームやリノベーションにかけた金額を、マンションの売却価格で回収できず、損をする可能性があるためです。

    費用を回収しようと売却価格を高くすれば、より安い類似マンションに購入希望者が流れてしまうでしょう。

    またリフォームやリノベーションの内容が、中古マンションを探している人のニーズを満たすともかぎりません。

    総合的に考えると、高い費用をかけてまで、リフォームやリノベーションをおこなう必要はないと言えます。

    マンションの需要が高くなるタイミング

    需要が高くなるタイミングで売りに出せば、汚いマンションでも購入希望者が現れる可能性が高くなります。

    一般的にマンションの需要が高くなるのは、以下のタイミングです。

    • 新生活に向けて引っ越す人が多いとき
    • 同エリアに類似マンションが少ないとき
    • エリアの住みやすさが向上したとき

    引っ越しシーズンと呼ばれる2月〜3月は、4月からの新生活に向けて引っ越す人が多いため、マンションの需要が高くなります。

    周辺で条件が近いマンションが売りに出されていない場合は、ライバルが減るため、選んでもらいやすいです。

    また近くに商業施設ができたり、再開発で街全体が綺麗になったりすると、エリアの人気とともにマンションの需要も高まります。

    需要が高いタイミングに「新着物件」としてマンションの情報を公開すれば、より多くの人に検討してもらえるでしょう。

    売却を急いでいない場合は、不動産会社と相談しながら、マンションを売り出すタイミングを見計らってみてください。

    マンション売却でアピールできるポイント

    汚いマンションを売却する場合は「綺麗さ以外にアピールできるポイントはないか」を考えることも大切です。

    住まいには、安全かつ利便性が高い立地と、快適な生活を送れる環境が求められます。

    一般的に、以下のポイントを満たすマンションは人気が高いです。

    • 生活に必要な施設が充実している
    • 治安が良い
    • 駅から近い
    • 都心にアクセスしやすい
    • 日当たりが良い

    生活に必要な施設としては、スーパーやドラッグストア、病院、銀行などが挙げられます。

    小さい子どもがいる世帯には、保育園や学校、小児科、公園の有無も重要です。

    このようなポイントは、マンションの売れやすさだけでなく、売却価格も左右します。

    アピールできそうなポイントがあれば、売却活動で前面に押し出しましょう。

    マンション売却を決めたら何をする?

    ここまでは、汚いマンションを売却する方法や、その難易度について解説してきました。

    それらを踏まえて「やっぱり売却しよう!」と考えた人に向けて、次にやるべきことを解説します。

    マンションの売却を決めたら、まずは相場を調べてみましょう。

    売却相場を掴めたら、不動産会社を探して、相談に乗ってもらいます。

    マンションの成約までにかかる期間から逆算して、動き始めることが大切です。

    以下に詳しく解説していきます。

    売却相場を調べる方法

    マンションの売却相場は、以下のサイトを利用して調べるのがおすすめです。

    • 土地総合情報システム
    • レインズマーケットインフォメーション

    どちらも国土交通省がおおもとのサイトで、過去に取引された不動産の情報を調べることができます。

    エリアや築年数、面積などの条件が似ているマンションを検索し、取引価格を確認してください。

    類似マンションの取引価格を見ていくうちに、売却相場が掴めてきます。

    条件のなかでも築年数は、マンションの綺麗さに大きく関係してくるポイントです。

    そのため「同じくらい汚いマンションは、どのくらいの価格で取引されているのか」を確かめる際には、築年数の近さを重視して検索してみてください。

    相談する不動産会社の探し方

    売却相場を掴んだら、相談する不動産会社を探します。

    マンションが建つエリアに強く、売却実績が豊富な不動産会社を選ぶことが大切です。

    ネットで「〇〇市 不動産会社」のように、エリア名を入れて検索してみましょう。

    マンション売却の実績については、ホームページを見ればわかるケースが多いです。

    また一括査定サイトを利用すれば、複数の不動産会社と事前にやり取りすることができます。

    簡易的な査定を通じて、不動産会社の対応を来店することなく確認できるのです。

    事前に売却相場を掴んでおけば、査定結果の良し悪しも判断しやすくなります。

    相談しても良いと思える不動産会社が見つかったら、来店予約を入れましょう。

    不動産会社では、マンションの状態について伝えたうえで、売却方法を提案してもらったり、査定を依頼したりします。

    必ず複数社に相談し、査定結果や担当者の対応も踏まえて、売却を依頼する不動産会社を検討してください。

    マンションの売却が難航する可能性も考えて、買取保証の有無も確認しておきましょう。

    売却活動の開始から成約までにかかる期間

    東日本不動産流通機構の調査によると、中古マンションをレインズに登録してから、成約に至るまでは、平均して80.1日かかります。※1

    レインズとは、売りに出されている不動産の情報を、不動産会社同士が共有するためのネットワークのことです。

    マンションの売却を依頼された不動産会社は、契約形態にもよりますが、まずレインズに情報を公開します。

    つまりマンションの売却活動を始めてから、購入希望者と売買契約を結ぶまでに、3ヶ月ほどかかるということです。

    売却活動を始める前には、売却相場の把握や査定、希望条件の整理などをおこなう準備期間も必要です。

    さらに、売買契約を結んでからマンションを引き渡すまでには、1ヶ月ほどの期間がかかります。

    上記を踏まえて、マンションの売却は、半年ほどかかると考えておきましょう。

    状態が悪いマンションの場合、売却活動が長引く可能性もあるため、早めに動き出すことが大切です。

    まとめ

    汚いマンションは印象が良くないため、売却が難航する傾向があります。

    掃除やハウスクリーニングによって綺麗な状態にしたり、マンションの需要が高くなるタイミングで売り出したりと、工夫することが大切です。

    ただ、売却を目的としたリフォームやリノベーションは費用対効果が低いため、おすすめしません。

    利便性や住環境など、綺麗さ以外のアピールポイントがある場合は、前面に押し出しましょう。

    売却価格よりもスピードを重視したい人は、仲介ではなく買取を選んでください。

    マンションの売却を決めたら、相場を掴んだうえで、複数の不動産会社に相談します。

    査定内容や実績、担当者の対応から、信頼できる不動産会社を見極めることが大切です。

    売却に向けた準備から、実際にマンションを手放すまでには、半年以上の期間がかかることが考えられます。

    購入希望者がなかなか現れないことも想定して、早めに動き出しましょう。


    ※1:首都圏不動産流通市場の動向(2023年)

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