スパイダープラスファンド#1

東証グロース市場に上場するスパイダープラス株式会社（証券コード：4192）は、建設業界の課題をテクノロジーの力で解決している建設DX企業です。

ビルやマンションなど、大規模建築現場に携わるゼネコン・サブコンの現場監督業務をデジタル化するSaaS「SPIDERPLUS」の開発・販売が主な事業です。

スパイダープラスが解決する建設業界の課題

主力事業を建設業界で展開する同社は、都市部の再開発や老朽化したインフラの修繕需要を主な要因として、業界の市場規模が長期的に拡⼤していくとみています。

建設業界は今後、需要が拡⼤していく可能性がある⼀⽅で、⾼齢化などにより担い⼿が減少すると見込まれているため、テクノロジーによる⽣産性の向上やDXの必要性が求められています。

こうした人手不足やコスト高などに関する課題に加え、「働き⽅改⾰を推進するための関係法律の整備に関する法律（以下「残業時間上限規制」）が2024年4月から建設業界に適用され、「2024年問題」に直面する建設業界には生産性の向上が求められています。

建設現場の課題解決に貢献する「SPIDERPLUS」

同社が提供する「SPIDERPLUS」は、ビルやマンションなど大規模な建設現場で、総合建設会社（ゼネコン）や設備工事会社（サブコン）の現場監督が、自社の施工管理を行うために活用するSaaSです。

「SPIDERPLUS」を活用することで、現場で使われる紙の図面や施工写真などのアナログツールや、品質管理のための検査業務をデジタル化でき、デジタル化された施工管理プロセスや業務プロセスを構築できます。

※「SPIDERPLUS」は、1ユーザー（現場監督）あたりに月額利用料を請求するサブスクリプション型のビジネスモデルです。

「SPIDERPLUS」の導入効果として、同社のアンケート結果によれば現場における日々の業務時間を一日あたり約2.5時間削減できます。

また、現場で関わる全事業者が「SPIDERPLUS」を活用することで、施工の進捗情報など、事業者間の連携が「SPIDERPLUS」上で行え、現場全体の運用も効率化でき、ユーザーが増えるほど利便性が高まる効果もあります。

同社は、2024年4月から建設業界にも適用が開始された残業時間上限規制を契機として、建設DX市場が拡大期に入ると想定しています。

そのため、拡大が予想される需要を取り込むべく、人的投資を中心とした先行投資を2021年12月期から実施しています。

同社は拡大するであろうDX需要を捉えるために、これまでの3年間に実施した先行投資によって蓄積した事業アセットをさらに強化しながら、高い成長率の実現と、収益性の高い財務モデルの構築を中期目標としています。

なお、短期的には2024年12月期までを先行投資期間と位置づけ、先行投資の成果を売上高成長率に反映させながら、2025年12月期での通期黒字化達成を計画しています。国内における建設業界の課題を捉えてきた同社は今後も、建設業界の課題や社会課題の解決に貢献していく方針を掲げています。

同社の成長戦略の詳細については、「事業計画及び成長可能性に関する事項」（2024年３月８日）で確認できます（下記リンクより）。

また、直近の業績については、「FY2024.Q1 決算説明資料」（2024年5月13日）で確認できます（下記リンクより）。

スパイダープラスは、資金調達チャネルの多様化、投資家とのコミュニケーション強化を図るためにFundsにご参画いただきました。投資家の皆様へのメッセージを下記に掲載しています。ぜひご確認ください。

Fundsを通じて、私たちの「“働く”にもっと「楽しい」を創造する。」というミッションをお伝えし、当社が展開する事業を認知いただくとともに、より多くの方に共感・応援していただけるように願っております。 ...

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