五常・アンド・カンパニー マイクロファイナンスファンド#13

五常・アンド・カンパニー株式会社は、東南アジア、南アジア、中央アジア・コーカサス及びアフリカの13カ国で事業を展開するグループ会社及び主な投資先を通じ、途上国においてマイクロファイナンスを展開するホールディングカンパニーです。

金融包摂を世界中に届けることをミッションとして、2014年7月に設立されました。2025年1月に「B Corp™」認証を取得し、社会的・環境的パフォーマンスの向上に取り組んでいます。

五常・アンド・カンパニーは各国のグループ会社及び主な投資先を通じて、途上国の低所得者層向けに融資、預金、送金といった金融サービスを提供しています。

ビジネスモデルは、五常・アンド・カンパニーの子会社・関係会社である現地の金融事業者（グループ会社）が各種金融サービスを提供し、各社が利息・手数料収入を得る仕組みとなっています。五常・アンド・カンパニーは各グループ会社の会計利益を取り込みつつ、一部では配当や経営指導の対価を受け取っています。

同社グループの融資・送金顧客数推移や融資残高の詳細については、2024年8月発行のインパクトレポートをご参照ください。

五常・アンド・カンパニーの顧客は、金融インフラが不十分な途上国に暮らす個人事業主や中小の零細企業で、その9割以上は女性であり、8割以上が大都市から離れた郊外で暮らしています。

また、低い貸倒率を維持するため、新型コロナの感染拡大前から返済や貸出時におけるキャッシュレス化を進めるとともに、日頃の地道な組織作りや事業改善などを行っています。

従来のマイクロファイナンスのオペレーションでは、紙を用いた融資申込及び審査を行い、対面形式での集会（センターミーティング）で現金での貸出及び返済を実施する必要がありました。

これに対して五常・アンド・カンパニーでは、顧客との対面機会を維持するものの、既存の事業モデルにテクノロジーを用いることで、融資申込や審査、貸出・回収業務においてキャッシュレス化及びペーパーレス化を進め、オペレーション全体の効率化を推進し、人件費比率の削減や、金融サービスの利便性の向上を実現しています。

すでにインドでは、従業員がタブレットPCと指紋リーダーを用いた指紋認証によるキャッシュレスの返済が可能になっています。その他にも、モバイル送金や代理店を介した金融サービスも提供しています。

今回のファンドで集められた資金は、五常・アンド・カンパニーのマイクロファイナンス事業を含む一般事業資金に充てられます。

五常・アンド・カンパニーはこれからも途上国でマイクロファイナンス事業を展開します。テクノロジーの導入や資金調達コストの削減などにより、有益かつ手頃な価格の金融サービスを届けることで、「民間版の世界銀行」と称されるような企業となることを目指しています。

五常・アンド・カンパニーは、資金調達チャネルの多様化、投資家とのコミュニケーション強化を図るためにFundsにご参画いただきました。投資家の皆様へのメッセージを下記に掲載しています。ぜひご確認ください。

Fundsを通じて国内投資家の投資需要と途上国における中小零細事業者の資金需要を適切な水準のリターンを通じて繋げたいと考えています。皆さまからお預かりした資金は当社の一般事業資金として活用します。主力 ...

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