五常・アンド・カンパニー マイクロファイナンスファンド#12

五常・アンド・カンパニー株式会社は2014年7月の創業以来、グループ会社を通じ、途上国において主に中小零細事業者向け小口金融サービス（マイクロファイナンス）を展開するホールディングカンパニーです。

五常・アンド・カンパニーは各国のグループ会社を通じて、途上国の低所得者層向けに融資、預金、送金といった金融サービスを提供しています。

ビジネスモデルは、五常・アンド・カンパニーの子会社・関係会社である現地の金融事業者（グループ会社）が各種金融サービスを提供し、各社が利息・手数料収入を得る仕組みとなっています。五常・アンド・カンパニーは各グループ会社の会計利益を取り込みつつ、一部では配当や経営指導の対価を受け取っています。

現在、インド・カンボジア・スリランカ・ミャンマー・タジキスタンにて事業を展開しています。当社グループの融資・送金顧客数推移や融資残高の詳細については、2023年度インパクトレポートをご参照ください。

五常・アンド・カンパニーの顧客は、金融インフラが不十分な途上国に暮らす個人事業主や中小の零細企業で、その9割以上は女性であり、8割以上が大都市から離れた郊外で暮らしています。

また、低い貸倒率を維持するため、新型コロナの感染拡大前から返済や貸出時におけるキャッシュレス化を進めるとともに、日頃の地道な組織作りや事業改善などを行っています。

従来のマイクロファイナンスのオペレーションでは、審査時と資金回収時に顧客との対面接点を設ける必要がありました。これに対して五常・アンド・カンパニーでは、既存の事業モデルにテクノロジーを用いることでオペレーション全体の効率化を推進し、人件費比率の削減や、金融サービスの利便性の向上を実現しています。

すでにインドでは、従業員がタブレットPCと指紋リーダーを用いた指紋認証によるキャッシュレスの返済が可能になっています。その他にも、モバイル送金や代理店を介した金融サービスも提供しています。

今回のファンドで集められた資金は、五常・アンド・カンパニーのマイクロファイナンス事業を含む一般事業資金に充てられます。

五常・アンド・カンパニーはこれからも途上国でマイクロファイナンス事業を展開します。テクノロジーの導入や資金調達コストの削減などにより、低価格で良質な金融サービスを届けることで、「民間版の世界銀行」と称されるような企業となることを目指しています。

五常・アンド・カンパニーは、資金調達チャネルの多様化、投資家とのコミュニケーション強化を図るためにFundsにご参画いただきました。投資家の皆様へのメッセージを下記に掲載しています。ぜひご確認ください。

Fundsを通じて国内投資家の投資需要と途上国における中小零細事業者の資金需要を適切な水準のリターンを通じて繋げたいと考えています。皆さまからお預かりした資金は当社の一般事業資金として活用します。主力 ...

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